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 ロンドンで長く、ひどく疲れる一日を過ごし、心も身体もくたくたになって帰宅した。しかし、これで身辺の整理はすべて済んだので、この先何が起ころうとも心配はないと思う。準備はできた。機会がやって来次第、私は妻を殺す。
 今こう書いたのは意図的なものだ。文字にしてみてそれがいかにおぞましく見えるかを確認し、理解して、いわば「腹をくくる」ために。なぜなら私は、そんなことがあり得るならば、わずか三ヶ月前に素晴らしい新婚旅行に出発した時よりも今日の方がずっと、妻を愛しているからである。しかし、考えるだに恐ろしいことだが、彼女はできるだけ早く死ななければならない。人類の幸福が彼女の死にかかっている。検屍審問が開かれて、彼女の美しい身体が解剖され、調べられることによって明るみに出ることを、私はこの期に及んでなお恐れている。死因やそこにいたる状況については念入りに検討し、決めてある。私がこの悲劇にわずかなりとも関係を疑われる可能性は限りなく少ないと信じているが、万が一にでも殺人罪で絞首刑になった場合に備えて、必要な手続きは済ませておいた。なぜなら私は、自らの行いについて一切の弁明も説明もするつもりはない――私がその義務を果たさなければならないのは、妻と、妻の母親と、私の前任者である前コスモポリ大学生理学部長と、そして人が体験しうるもっとも情熱的な幸福に満ちたあの三ヶ月間の思い出に対してだけである。
 それに、もし仮に私が自分の行いを説明したとして、信じてもらえるだろうか? 私が証拠を提出すれば、それと照らし合わせることで信じてもらえるかもしれないが、しかしその後の私は、この社会で同じ人間として生きていくことができるだろうか? 絶対に、否、である。しかしながら、私にはいち科学者として、事ここにいたるまでの経緯を書き記す義務がある。
 この文章は、私の死後かなりの年数が経過するまで読んではならないとの条件をつけて、コスモポリ大学の事務局長に託す――こうしておけば、私には近親者はいないし、再婚するつもりもないから、生きている者に累が及ぶことはない。いずれにせよ、私がここに記録として残す事実は、後世の生理学者にとってはこの上なく重要なものであるが、絶対に一般に公開されてはならない類いのものである。もしもこの内容を誰かに伝える場合には、職業上の守秘義務を負うものとする。
 前置きはここまでにしよう。この記録は一九――年に始まる。その年、医学博士と理学博士の学位を取得した私は、王立協会員にしてコスモポリ大学生理学部長、ポール・バロウデイル教授の助手に任命された。大学での職務は今の私にとってはもう関係のないことだが、しかしあの大胆にして聡明な生理学者の研究室で私たちの行っていた研究活動は、出版されているものであれば、教授が現役だった当時の科学関連のさまざまな定期刊行物のあちこちに確認できるだろう。
 ここで語られるのは私たちの私的な関係についてである。それはほとんど始まってすぐに、極めて親密なものになっていった。学内では、私は彼を聡明な師として仰いだ。彼は私を熱心で根気強い教え子として見ていた。しかし、教授とその助手という関係を一歩離れれば、私たちは趣味も価値観も不思議なほどにそっくり同じだった。彼は科学者として決して偏狭でも禁欲的でもなく、大学の外では、彼の生きる楽しみに対する姿勢、いわゆる「酒と女と歌」を、旅や文学や芸術を満喫しようというその姿勢は私のそれと呼応し合い、やがて私たちは教授とその助手の間では極めて珍しいほどの、肝胆相照らす仲となった。
 そんな彼が、とりわけ親しく、腹を割って話をしているような時にすら触れない話題が一つだけあって、これに関しては、彼が自らに沈黙を課している以上、暗黙の了解で、私もこちらからそれを破らせるようなことはしなかった。この話題というのが、クレイトン夫人についてのことだった。この女性について、大学のある街にはつきもののいろいろな噂が出ては消えていったにもかかわらず(というのも、バロウデイルは自由気ままな独身男で、多くの大学職員とその細君たちから色眼鏡で見られていたのだ)、何一つ表沙汰にならなかったのは、もしも彼が大学の誰かの娘との結婚を望むような素振りを見せた場合、公表された醜聞は直ちに蓋をしなければならなくなるという何とも都合のいい理由からで、資産家の大学教授で独身となれば、暗黙のうちに大抵のことは不問に付されるのだった。
 クレイトン夫人は街から五キロほど離れたところにある瀟洒でこじんまりとした邸宅に住んでいた。バロウデイルは受託者として彼女の家計を取り仕切っているということだった。子供が一人、女の子がいて、誰も姿を見たことがなかったが、その子がクレイトン夫人がこのあたりに越してきた後に生まれたのか、それともそれ以前からいたのかは、誰にもわからなかった。とある疑り深いご婦人が(娘が何人かいる)、「ユニーカ」という風変わりな名前を持つその女の子は、地方登録所に出生届が出されていないことまで突き止めていたが、それ以上のことは何一つ知られていなかった。バロウデイルも口を閉ざしていたので、もしも時おり声を潜めて噂されていたように、その少女が彼の隠し子だったとしても、記録上にはその歴然たる証拠はおろか、その事実ををわずかでも示唆するようなものもなかった。
 私は一度、その少女を見たことがあった。バロウデイルと二人で歩いていると、クレイトン夫人と一緒にいるその子に出会ったのだ。不器量な、血色の悪い、浅黒い肌の女の子で、ひどく近寄りがたい印象を受けはしたが、特に何の興味も湧かなかった。クレイトン夫人は神経質そうな、萎れた花のような女性で、容姿も物腰も穏やかだったが、ひどく地味な印象だった。どこにも行かず、誰とも会わないそうだった。母子ともにまったく私の関心を引かなかった。時おり学生たちが、「バロウデイルのばあさん」と蔑むように口にすることはあっただろうが、彼女のことが学内でこれといった噂になることはなかった。
 数年が過ぎた。その間、バロウデイルと私の研究室や学部内での仕事と、個人的な楽しみはますます密接につながっていき、ついに私は、彼と離ればなれになるくらいならばと、ノーザン大学での教授職の申し出を断りまでした――その当時私たちが手がけていた研究は生理学界において極めて重大なものだったのだ。バロウデイルはこのことで私に感謝し、自分が死亡するか引退するかした際には、後任として私が物理学部長の座に着くことが自然であり望ましいと、折に触れて大学の上層部に訴えてくれたことを知っている。
 そしてそれは、ある日、驚くほど突然に現実のものとなった。バロウデイルはその数日前からやつれ、神経質で、顔色が悪かった。一度ならずクレイトン夫人に会いに出かけていたことを私は知っているのだが、ある晩死ぬほど疲れ、ずぶ濡れになって帰ってきた。翌日高熱を出し、夜には極めて悪性の敗血性肺炎を発症し、それから二十四時間以内に死んだ。
 バロウデイルは私を、彼の弁護士(ロンドン在住の立派な老紳士)とともに、彼の遺言執行人兼受託者として指名していた。クレイトン夫人に年間六百ポンドを供与し、夫人の死後は娘のユニーカに同額が支払われることになっていた。彼は身寄りがなかったようで、残りの財産はコスモポリ大学に遺贈された。クレイトン夫人はバロウデイルの死にすっかり打ちのめされた様子で、用件によって直接面会する必要がある時には大学までやって来たが、相変わらず神経質で地味な女性(ひと)だった。白状すると、何かのついでにユニーカの父親について話してくれないかと思っていたのだが、こちらから一度か二度、それとなく水を向けてみても向こうは乗ってこず、私もそれほど興味があったわけではないので、あえて追求はしなかった。
 そうこうするうちに、ほとんど自動的に、私はバロウデイルの後を継いでコスモポリ大学の生理学部長に就任したので、クレイトン母子のことを気にかけている暇はなく、またそのつもりもなかった。
 やがて学期末がやって来た。翌日からの夏期休暇に向けて職員たちは大学を去り、私も先延ばしになっていたロワール河沿いに南フランスを巡る旅行の準備をすべて終えていた。ちなみに、バロウデイルはありがたいことに、私に一万ポンドという十分過ぎる額の遺産を残してくれていた。
 忘れもしないこの日、件の共同受託者の老紳士から数点の書類が送られてきた。投資額の変更に関するもので、クレイトン夫人の署名が必要だった。手紙のやりとりをしている余裕はなかったので、私は急いで自前の二人乗り自動車に乗り、夫人の家に向かった。呼び鈴を鳴らすと玄関扉が開き、そしてそこには、私が生まれてこの方お目にかかったことのないような美しい存在が立っていた――美女ならば私もそれなりの数を見てきたのだが。
「クレイトン夫人は――」私は切り出した。
「母は外出しています」彼女は答えた。「マグレイ教授ですね? 中へどうぞ」
 そう言って彼女は手を差し伸ばし、私はそれを取った。そうして手をつないだまま、彼女は私を居間に連れていった。そこは居心地良さそうな小さな部屋で、たいそう趣味のいい(バロウデイルの趣味だ)調度品でしつらえてあり、足もとにはいくつもの毛皮の敷物が並べられ、むっとするような官能的な香りを放っていた。
 娘の手の感触はさながら電気のごとく、ぞくぞくするほど強烈な欲望を私の腕から脳へと伝えた。手を離して私の前に立った彼女は、いまだかつて見たことのないほどに刺激的な微笑みに薄く唇を開いて、私は激しく胸を高鳴らせながら、ただただ彼女を見つめたまま呆然と立ち尽くしていた。
 彼女はしなやかで、背は平均よりもやや高く、くすんだ赤の絹の部屋着らしきものを、着るというよりも、アジアの民族衣装風に身体に巻きつけるようにしてまとい、腰のところをなめし革のベルトで引き締めていた。胸元で重ね合わせた襟の隙間から、完璧な形をした胸の一方がこぼれそうになっており、裾の丈は膝のすぐ下までしか届いていなかった――その下に伸びる足は裸足で、毛皮の縁取りのある室内履きを履いていた。この巻きドレスの下は、彼女は裸だったのだと、私は今でも本気で信じている。
 彼女の顔は得も言われぬほどに美しかった。豊かな黒紫色の髪を頭のてっぺんで緩く結い上げ、黒く濃い眉毛の下の切れ長の、気怠げな目は、顔に比してずいぶんと大きいように思われた。肌の色は黄味を帯びた茶褐色で、頬にはうっすらと産毛が生え、上唇の両端でそれはさらに濃くなっている。両腕をだらりと垂らし、その艶やかな微笑を浮かべて私を見つめたまま、彼女は深紅の舌先で、下唇を左から右へゆっくりと舐めた。この得も言われぬ瞬間にあってなお、私は彼女の小さな犬歯が比較的長く突き出していることに気づいて驚嘆したが、しかしそれは、彼女の微笑みに形容しがたい独特の魅力を添えていた。
 ひと言も発することなく、そして断言するが、そうしようという意識もまったくないまま、私は両腕を差し伸ばし、すると彼女は前に進み出て、私の腕の中に身を預けてきた。私は彼女の身体を強く抱き締め、唇を重ねた。その時まで、私は口づけがどういうものかを知っているつもりでいた。しかし、ユニーカの口づけの冷めやらぬ熱い感覚は、これまで夢に見てきたどんなものとも違っていた。私の舌を探る彼女のそれは奇妙に長くて硬く、快楽に朦朧となっていたその時の頭に意識できるほど、舌乳頭がざらざらと荒かったが、それでもその感触の力強さは言葉にならない。
 ユニーカは私の身体に腕を回し、脚を私の脚にからめ、彼女がそっと抱擁を解かなかったら、私は気を失っていただろう。片方の腕を放さぬまま、彼女はさきほどまで自分が横になっていた低い長椅子に私を導いていった。彼女はその上にどっかりと身を預け、まくれ上がったドレスの裾から、均整のとれた美しい片脚が太股の半ばまで露わになった。その格好のまま、誘惑する女神のような仕草で、こちらに向かって両腕を差し伸ばした――と、その時玄関が開き、クレイトン夫人が入ってきた。
 とっさにそちらを向いた私の顔に何が書かれていたかはわからないが、それがユニーカの顔に浮かんでいた表情と同じだったとするならば、あの場面をひと目見て状況を把握できなかったなら、クレイトン夫人は盲目と言われても仕方がなかった。私はしどろもどろになりながら、謝罪と訪問の理由を説明した。夫人は見るからにひどく動転し、困惑しているようだったが、しかし彼女の発した言葉はこれだけで――短く、要領を得なかった。
「ええ。ええ。まさかお客があるなんて……ここには誰も来ませんから……外出なんかするんじゃ……普段はしませんのに……書類はこちらに持ってきてください」
 そう言って彼女は私を食堂に案内し、そこにはペンなどの筆記用具が置いてあった。
 その間ずっと、ユニーカは身動きすることも、声を発することもなく、ただ長椅子にゆったりと寝そべったまま、その大きな瞳で私を見つめ、あの美しい微笑を、右に左にゆらゆら揺らしていた――そうとしか言い表しようがないのだ。相変わらずドレスの襞(ひだ)の合間からしどけなく伸びている一方の足先からは室内履きが落ち、彼女が唯一動かしているのが、その爪先だけだった。規則的な動作で足の指を開いたり閉じたり、内側に曲げたりしているのだが、それが私には、彼女が極度に、完全にくつろいでいる証に思えた。
 クレイトン夫人は書類に署名をした。手は震えていたが、しかしユニーカについては何も言わなかった。沈黙が気詰まりになってきたので、見え透いていると思いつつも、私はその場を持たせるために口を開いた。
「お嬢さんはすっかり大きくなりましたね。もうはっとするような美人さんだ」
「ええ――本当に」哀れな夫人はそわそわと答えた。「本当に。普段はそばを離れないんですけれど――誰も来ないものだとばかり思っておりましたから、ちょっと用事があってお隣に――使用人が出ておりまして――それで……」と、要領を得ないまま口をつぐんでしまった。相手が困惑していることを察した私は、なるだけさり気なく暇を告げて家を出たが、その実、血管の中で血は沸き立ち、心臓は早鐘を打っていた。
 外に出ると、私は深呼吸をした。しかし、ユニーカの部屋と、ユニーカその人の張り詰めた、官能的な芳香が身体に染みついてしまったようだった。そう、あの長椅子に触れていたからだろうか、ユニーカの身体全体が、蠱惑的――微かな野性味の混じる――としか言い表しようのない香りを放っていたのだ。それは自分の部屋に帰り着くまでずっと私にまとわりつき、窓をすべて開けてもまだ消えなかった。言うまでもないことだが、それから一日中彼女のことが頭から離れず――それ以外のことを考えたいとも思わなかった――彼女の夢を見さえした。
 翌朝、夏期休暇のために職員たちが次々にいなくなっていく大学構内で、私は荷造りをしながら独り言を口にしていた――
「なあ、いいか、お前はあの娘の保護者なんだぞ。バロウデイルもお前を信頼してあの娘の世話を任せたんだ。ちょうどよかったよ、明日から三ヶ月ここを離れるのは。戻ってきても、あの娘にはもう近づくんじゃないぞ」私は自分にそう言い聞かせたが、自分がユニーカのことをこの世の何よりも望んでいることはわかっていた。
 午後になると大学にはほとんど誰もいなくなり、荷造りを終えた私はドイツ語で書かれた難解な細胞学の論文を読もうとしたが――駄目だった。五感が鋭く――異様なほどに過敏に、いわば肥大化したようになっていた。
 その時、中庭で足音がして、それが私の部屋に続く階段をずるずると上がってきて――扉をノックする音がした――それが開く前に、私には相手が誰だかわかっていた。
 ユニーカの口づけの長く続く魔力、彼女の魔法のような舌の誘惑、すべてが私にとって夢が現実になったものだった。私の部屋にも、彼女の家にあったものに劣らず、まさにこの時のためにしつらえたかのような長椅子があった。私たちは何も言わずにその上に倒れ込んだ。ユニーカはまだ身体が未熟で、若い女性では激しい愛撫を避けたがるようなことも珍しくはないが、私たちはそんなことはお構いなしに互いに身を委ね、自然に、後先も考えず、得も言われぬ忘我と悦楽との、めくるめく熱狂の中に飛び込んでいった。
 ほどなく、互いに口をきけるようになってから――その時まで二人ともひと言も発していなかったのだ――私はどうやって家を出てきたのかと尋ねた。
「母さんは昨日眠れなかったの」ユニーカは答えた。「今日の午後、表と裏の両方の扉に鍵をかけて、ベッドに入った。私、窓から出てきたわ。怖いくらいにあなたが欲しくて欲しくてたまらなかった」
 それから一時間が、狂おしいほどの官能と歓喜の中に過ぎていった。それについてはここでは仄めかすこともできない――慎みからではない。私はここに絶対的な事実をありのままに、婉曲な表現を使わずに記録することに決めている。そうではなく、ユニーカという驚異の存在が、言葉による説明をどこまでも打ち消し、拒むのだ。私は情熱がどのようなものかを知っているつもりでいた――愚かな! 今まではその一端に触れてすらいなかったのだ。
 あのくすんだ赤の巻きドレスに身を包んだユニーカの姿を驚異の美しさだとするなら、裸の彼女を何と言い表せばいいのだろう! いかなる画家も彫刻家も、あれほど完璧な肢体は描くこと彫ることはおろか、想像すらできないだろう。その美しい乳房は完璧な形で盛り上がり、突き出た乳首は絹のように滑らかな小さい薄紫色の輪に囲まれ、優しく、魅力的だった。腋毛は驚くほどに濃く、私はすぐに発見したのだが、腋の下に口づけされたり、撫でられたりすると、彼女は痺れるような快楽を覚える。ある理由から、私はこのことを思い出し、それを感謝することになるのだが、それについてはこの文書を読み進めていけばおわかりいただけるだろう。
 ユニーカの全身は、色白の女性に多く見られるような、明るい色の柔らかな産毛で覆われている。しかし彼女の場合、その色は通常よりも濃く、ところどころ小さな縞模様になっていて、さらにはより暗い色で輪のような柄になっているところもある。臍(へそ)から下で体毛は濃さを増し、優雅な陰毛の茂みとなって腰のくびれのあたりまで伸びている。しかしそれだけ密生していても毛質は驚くほどに柔らかく、下腹と鼠径部全体を文字通り毛皮のように覆っている――それは素晴らしく、そして、ユニーカの深遠なる特性を言い表すただ一つの言葉を繰り返すならば――蠱惑的だった。前腕と脚は優美に毛深く、さらには、この上なく丁寧な愛撫を誘うかのように、背骨に沿って細い帯状の毛が生えている。誰であれ彼女にユニーカと名づけた人物は、なんとふさわしい名前を考えついたものか――この唯一無二の姿を予言しているではないか。

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